レスキューナウ危機管理情報センター勤務。
噴火について知る プリントアウトしてお使いください
火山の情報や被害想定を事前にチェックし、噴火災害に備えることが必要です。
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チェック項目1
噴火予報・噴火警報の確認
気象庁は2007年12月から、全国108の活火山を対象に噴火警報および噴火予報の運用を開始しました。
そのうち、特にこれまでの噴火による被害が広範囲に及んだ*18の火山については「噴火警戒レベル」を設け、「避難」「避難準備」「入山規制」「火口周辺規制」「平常」のキーワードをつけて警戒を呼びかけることになりました。
これらの火山の周辺に住んでいたり、レジャーなどで訪れる場合には事前に、この情報を確認しましょう。
*18の火山
北海道駒ケ岳、樽前山【以上、北海道】、岩手山【岩手県】、吾妻山【山形県・福島県】、草津白根山、浅間山【以上、長野県・群馬県】、御嶽山【長野県・岐阜県】、富士山【山梨県・静岡県】、伊豆大島、三宅島【以上、東京都】、九重山【大分県】、雲仙岳【長崎県】、阿蘇山【熊本県】、霧島山(新燃岳・御鉢)【宮崎県・鹿児島県】、桜島、薩摩硫黄島、口永良部島、諏訪之瀬島【以上、鹿児島県】 -
チェック項目2
噴火現象の想定を知る
噴火が懸念される火山周辺の自治体では、噴火による降灰や溶岩流などの現象が、どの程度の広がりをみせるのかを想定した「ハザードマップ」を住民に配布しています。
自分が住んでいる地域やその周辺でどのような噴火現象が想定されているのかを確認し、どういう対策が立てられるのか考えてみましょう。 -
チェック項目3
過去の噴火を知る
過去、幾度も噴火をしている火山では、噴火の前兆や噴火現象、噴火による被害を史料などから読み解くこともできます。
こうした史料は、地域の図書館で読むことができるほか、専門機関(気象庁や研究機関)などのホームページでも公開されています。 -
チェック項目4
噴火の前兆を捉える
噴火の前兆として「火山性地震」の増大が想定されます。
これは、地下のマグマが地殻を破壊しながら地表付近へと上昇するためです。
2000年の有珠山(北海道)や三宅島(東京都)の噴火でも、前兆現象として火山性地震が多く観測されました。 -
チェック項目5
自治体からの避難情報には従う
噴火が差し迫っていると関係機関が判断した場合、自治体からは避難指示や避難勧告といった避難情報が発表されます。
発表された場合には周囲の状況に注意しながら、速やかに避難しましょう。なお、避難情報が発表される前に、自主的に避難することも大切です。 -
チェック項目6
大量の火山灰が放出される
大規模な噴火が発生すると、大量の火山灰が大気中に放出されることが想定されます。
大量の火山灰が放出されると降灰の影響で、飛行機の運航に支障が出るほか、鉄道やバスなどの運行にも支障が出る可能性があります。
また、呼吸器の疾患など健康被害をもたらす場合もあるので、降灰が確認された場合には、マスクやハンカチなどで口や鼻を覆うようにしましょう。 -
チェック項目7
火山ガスの噴出
噴火の際には火山ガスが大量に放出されます。火山ガスには二酸化硫黄や硫化水素などの人体に有害なガスが含まれ、ハイカーなどが死亡する事故も発生しています。
ガスは目に見えませんから、立ち入りが制限されている地域には絶対に入らないようにしましょう。 -
チェック項目8
噴石や火山弾
噴石や火山弾(噴出した柔らかい状態のマグマが冷やされ石となったもの)は平均して数km先まで飛ぶことから、噴火口から離れていても注意が必要です。
1783年の浅間山(長野県・群馬県)の噴火では約11km先まで噴石が飛んだと言われています。
噴火に気付いた場合には、ある程度噴火口から離れていたとしても、屋内に避難するようにしましょう。 -
チェック項目9
火砕流の発生
火砕流とは、火口から噴出した高温の岩塊や火山灰などが高温ガスと一体となって山体を流れ下る現象で、その速さは時速100kmを超えることもあります。
1991年6月3日に雲仙・普賢岳(長崎県)で発生した大火砕流では、死者・行方不明者43人を出す大惨事となりました。 -
チェック項目10
泥流や土石流
噴火によって大量の火山灰や岩塊が山腹に堆積します。
しかし、その地層は軟弱であるため、大雨が降ると一気に「泥流」や「土石流」というかたちで斜面を流れ下り、麓の家々を押し流す被害が過去の噴火災害でも発生しています。
なお、泥流や土石流は火山活動が終息した後でも発生する災害なので、噴火が収まった後でもしばらくは警戒が必要です。

[監修]三澤裕一
(c)レスキューナウ
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