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防災に役立つ情報



津波に備える プリントアウトしてお使いください

津波に関する警報や注意報が発表されても、実際に避難した住民はごくわずか。津波に対する正しい知識を身につけ、即座に避難しましょう。

  • チェック項目1 津波に関する情報を知ろう 気象庁が出す津波予報には「警報」と「注意報」があり、警報には「大津波警報」と「津波警報」、注意報には「津波注意報」があります。「大津波警報」は3m程度以上の津波が予想される場合、「津波警報」は2m程度の津波が予想される場合、「津波注意報」は0.5m程度の津波が予想される場合に発表されます。
  • チェック項目2 地震の揺れの大小に関係ない 「小さな揺れでは津波は来ない」と思っていたら、それは誤りです。1896年の明治三陸沖地震は震度4程度の地震で、地震そのものによる被害は少なかったものの、津波による死者は約2万人を超えました。津波は太平洋のど真ん中など水深が約4000メートルのところでは、最大速度が700キロにも達します。沿岸付近に住んでいる方は、小さな揺れでも津波に対する警戒が必要です。
  • チェック項目3 小さな津波でも直ちに高台へ 津波は数km先の海底から海面までの水が一気に陸地へ向かって来ます。ですから、通常の波とは到底パワーが違います。たとえ30cmの津波でも屈強な人でさえ簡単に流されてしまいます。津波はまた、家や自動車、停泊している船なども簡単に押し流します。2007年1月13日の千島列島沖を震源とする地震では、避難勧告が出た全市町村のうち、実際に避難した住民は1割にも満たなかったとの調査があります。以前に来た津波が小さかったからといって、その次も小さいとは限りません。警報や注意報が発表されたら、直ちに高台へ避難しましょう。
  • チェック項目4 津波は何度も押し寄せる 津波は何度も押し寄せます。また、2度目や3度目の方がより高いこともあります。陸地に流れ込んだ津波は、時間がたつと海へ戻ろうとします。その力は大きく、街中の物が沖合まで流されてしまうこともあり得ます。小さな津波でも注意は必要です。
  • チェック項目5 川沿いは避けて避難を 津波には川の河口から上流に向かって逆流するほどのパワーがあります。震源地の海底地形や沿岸の地形などにより、逆流する距離も変わってきます。避難するときは、川沿いを避けるようにしましょう。
  • チェック項目6 海に面した火山の地域も要注意 津波は海底で発生した地震などによって引き起こされますが、火山活動によっても発生します。1991年の大火砕流で多数の死者を出した雲仙・普賢岳では、江戸時代にも噴火しており、その時は大量の土砂が一気に有明海へなだれ込みました。その影響で発生した津波は最大55mにも達したと言われています。お住まいの地域の災害史を調べ、防災対策を練るのも一考かもしれません。
  • チェック項目7 自動車で避難しない 自動車での避難は道路の渋滞に巻き込まれる恐れがあるため避けましょう。1993年の北海道南西沖地震では道路が渋滞し、避難者が混乱しました。
  • チェック項目8 住んでいる家・街を知る(1) 木造家屋に住んでいる方は、津波による浸水の高さが2m程度になると、ほとんどが倒壊してしまいます。また、浸水が1m程度でも半壊の被害が多くなります。住んでいる場所が海抜どのくらいなのか調べておく必要があるでしょう。
  • チェック項目9 住んでいる家・街を知る(2) 鉄筋の建物は津波による浸水後も大部分が残ります。海岸付近や川の河口付近にいる時に津波警報や注意報が発令されたら、近場の鉄筋でできた高い建物に避難しましょう。
  • チェック項目10 住んでいる家・街を知る(3) 津波は川を逆流しますが、その逆流した津波が下水を伝って、マンホールからあふれ出すことも考えられます。事前に避難場所までのマンホールの位置を確認するなど、安全に避難できるルートを設定しておきましょう。
  • チェック項目11 住んでいる家・街を知る(4) 住んでいる家や街は大きな川の近くでしょうか。大きな川の河口や海岸には大量の砂が堆積していることがあります。この砂が地震による揺れで崩れて大規模な地滑りとなり、その影響で津波が発生することがあります。弱い地震でも揺れを感じたらすぐに避難しましょう。
  • チェック項目12 個人や近所で作る独自の津波防災マップ 津波の被害予測などを盛り込んだ防災マップを作っている自治体がありますが、個人や地域住民で作ることも津波対策となります。「揺れから3分以内にここまで逃げられる」「近所のおばあちゃんを背負って、高台までどのくらい時間がかかるか」など個人や地域住民にしか分からない部分を実際に地図に書き込み、家族や近所の人たちと防災マップを囲んで話し合いましょう。
三澤氏の写真
三澤裕一

レスキューナウ危機管理情報センター勤務

(c)レスキューナウ

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